文字(テキストデータ)の入稿について
最近では、「パソコンやワープロで作成した文書をプリントアウトしたもの」が、原稿として入稿される場合があります。折角、パソコンやワープロに打ち込んだのですから、そのデータを活かした「データ入稿」をしてみませんか。データをフロッピーディスク(FD)やMO、CDなどのデジタルデータ記録用のメディアに入れて、またはメールに添付して、印刷業者にお渡しください。
■データ入稿の利点
(1)印刷業者が文字を入力する作業がないため、校正が早く仕上がる
(2)自分で打ったものなので、印刷業者による入力ミスが原因の誤字が起こりにくい
■入力・入稿時の留意事項
(1)文字データは、「テキスト形式(.txt)」に変換する
Wordや一太郎などのワープロソフトで作成したデータ(.docや.jtdなど)は、そのまま直接、印刷用としては利用できません。原則として「テキスト形式(.txt)」での保存が必要です。
※方法
1.入稿するファイルを開き、「別名で保存(ソフトによっては『名前を付けて保存』『新規保存』など)」を選択。
2.ファイル形式を「テキスト形式(.txt)」にして保存する。(すべてのワープロソフトで、この処理が可能)
※変換されたテキストデータは、Windowsの「メモ帳」や「ワードパッド」、Macintoshの「Simple Text」などのテキストエディタで確認できます。
(2)書式設定などレイアウト情報は除く
書式設定などのレイアウト作業を一切していない状態の、文字情報のみ、いわゆる「ベタ組み」のデータが、最も確実に利用できます。
(3)画像データは別にする
写真やイラストなどの画像データは、文字データとは別に、ひとつひとつ別々のファイルに保存します。
(4)罫線・表・図版・数式・ルビなどは除く
罫線・表・図版・数式・ルビなどはソフトによってまちまちで、システム間の互換性が全くないために、体裁よく入力しても、それらは、データとして活かすことはできません。
(5)記録用メディアで入稿する際の留意点に沿って入稿する
〇改行マーク/改行マークは段落の終わりのみ入力し、それ以外は打たない。
〇スペース/体裁調整のためのスペースは入れない。
〇段組み/必ず1段組みで入力(2段組、3段組などの段組情報は活かせない)
〇数字/数字は原則として、一桁は全角、二桁以上は半角で入力。
〇欧文/アルファベットは、原則として、半角で入力。
〇約物/矢印その他の記号等、一般に約物と称する記号類も、入力されていても正しく変換されない場合が多いので、プリントアウトした紙に明記(赤字)。
〇外字/JIS第一・第二水準以外の外字、機種依存外字、ユーザーが特別に登録した外字は正しく変換されない。データとして入力せず、プリントアウトした紙に明記(赤字)。
〇ルビ、上つき、下つき、行間注、ノンブル等/データとして入力せず、プリントアウトした紙に明記(赤字)。
〇イタリック、アンダーライン網掛け等/データとして入力せず、プリントアウトした紙に明記(赤字)。
〇紛らわしい文字、記号類/音引きとダッシュ、マイナスとハイフン、X(エックス)と×(バツ)、白丸と漢数字のゼロ、大文字のアイ(I)と小文字のエル(l)と数字の一(1)など紛らわしい文字は、明確に区別して入力。
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