らら・カフェ 2016秋号(第36号)/ 2016年9月
ふくしまの未来を創造する「対話と共創の場」
4つの機能と役割
環境創造センターは4つの機能を担っている。
1、モニタリング
2、調査研究
3、情報収集・発信
4、教育・研修・交流
この4点を、本館、研究棟、交流棟の3棟で担うことになる。本館では、調査・研究、モニタリング、情報収集・発信を行い、研究棟では日本原子力研究開発機構(JAEA)と国立環境研究所が研究を進める。交流棟(愛称コミュタン福島)は一般に公開された施設で、ホール、会議室を有するほか、展示室や「環境創造シアター」で教育・研修・交流を行う。
今回は一番の見所である交流棟(コミュタン福島)を紹介したい。
対話と共創の場・交流棟
受付を終えて最初の展示室は、「ふくしまの3・11から」というコーナー。東日本大震災の発生から現在までの歩みを振り返る。右側には2011年だけで壁一面をうめつくす特大年表がある。5年余りも前のことだが、だれもが昨日の事のように記憶しているのではないか。訪れた人はまるで自分史と重ね合わせるようにその年表を眺めていた。最後に掲示しきれない2012年以降がデジタルの液晶画面で表示されているのも、この先まだまだずっとこの年表は続いていくことを示している。