秋山庄太郎記念
第6回 花見山フォトコンテスト表彰式
平成23年10月3日コラッセふくしまにおいて秋山庄太郎記念 第6回 花見山フォトコンテスト表彰式を執り行いました。式の前には株式会社第一印刷創業60周年記念講演会ならびにグルメ&ダイニングスタイルショー出展報告会が行われ、そこに参加した方々にも入賞作品を紹介しました。
福島には美しい風景がたくさんあります。それを全国に伝えたいと言う思いでフォトコンテストを行ってきて今年で6回目になります。 一人でも多くの方々に入賞作品をみてもらえるよう表彰式をこの場で行うことを決めました。
表彰式にはお二人の審査員の方にお越しいただきました。
審査会の様子はこちら>>
[作品講評]
福島の美しい花見山を多くの方々にPRしていく写真。「これが花見山だよ」という思いが遺憾なく表現されているというのが審査員の共通した意見でした。遠くの景色と近くの景色をフラットに写す。パンフォーカス的でありながら、奥行感と立体感を感じる。屏風絵を想起させるような色彩・構図というのに配慮して、丁寧に撮ったところが評価されました。
[作品講評]
今まで暁詣りの作品を沢山見てきましたが、大胆に切り取ったハイアングルから、担ぎ手の表情を見事に捉えています。
昔は女性の参加が認められなかったが、現代の暁参りは紅一点。女性の表情からひときわ元気がもらえる作品です。
[作品講評]
作品中の紅葉の樹は、何年か前に雪折れがあったとか。とても命の強さが感じられる作品です。
いつも花見山を彩っている主役はピンクや黄色ですが、光を上手く取り入れて赤の強さをバックの色で弱くしたことで全体がソフトになっているところが評価されました。
「桃源のカップル」鈴木 彦三
今年の審査の特徴として「絆」があります。この作品はとても暖かい雰囲気で、「絆」を想起させ、シャッターチャンスも含めて写真というものがまさに一期一会を感じさせる作品となっています。
「咲き誇る」中村 繁
花見山の春はまさに色とりどり。一つ間違えるととらえどころがなく、絵の具箱をひっくり返したようになってしまいがちですが、この作品は山の稜線・樹木の植生を上手にとらえています。ステージを照らすスポットライトのように美しく、光の照射するところをうまくとらえています。
「春樹の輝き」高橋 忠
手前のレンギョウから奥に行くに従って、霞がかかっているところなど、
すばらしいグラデーションの背景処理です。
余韻をのこすような形でとらえています。
柔らかくまた、その一方で引き締まった印象が感じられる、すばらしい作品です。
「卒業式の日」近野 明裕
モノクロでシンプルにまとめてあり、全く無駄のない作品です。中学校の卒業式から帰ってきた様子を写した作品で、扉を開いて高校への新しい出発を感じさせ、親子の絆を感じさせるすばらしい作品です。
「飾り旗行列」遠藤 文夫
田園風景の中を旗行列が通る光景。実り秋の稲穂をおさえて旗行列の輝きを全面に出したことで、旗行列そのものが豊作の喜びを表現しています。
「秋陽」鈴木 彦三
光のとらえ方が実に見事で、いつも感心させられます。実りの秋、鳥よけネットに反射した光で背景のススキとともにその造形美を一つのアートとしてとらえているのが評価されました。
「しのぶの里の夜明け」藤田 健三
信夫の里の夜明けそのもの。中心の信夫山の高いところから霧が立ち上り、あえて上部の光を押さえて主役をしっかりと引き立たせた上手な作品です。
「古里」中村 ミツ子
実に目の付け所がすばらしいです。
土壁の納屋でしょうか。この場所にはしだれ桜の大木があるのですが、
あえて画面を切り取ったことで、逆にスケールの大きさを鑑賞する側に訴える作品です。
「のどかな春」古関 キヨ子
春霞の中に二つの雲の筋を上手く取り入れている。
春ならではの表現がすばらしいです。
「爛漫」渡邉 幸子
花見山は沢山のいろどりで、目を奪われがちですが、あえて桜のピンクとコブシの白に絞ってシンプルにまとめたところが高く評価されました。
「陽春」塩谷 裕子
阿部一郎さんの山の手前にレンギョウを大胆に取り入れたところがすてきなところです。
レンギョウという脇役で主役をひき立たせています。
「春爛漫」中村 ミツ子
朝の青空と、朝の光がどんどん高いところから降りてくる、ハイライトからシャドーのグラデーションがうまくマッチしたすばらしい作品です。
※講評は表彰式の出席者のみとさせていただきました。その他の入賞作品はこちら→
入賞された方々おめでとうございました。福島の復興を願う皆様の生き生きとした写真が、福島の美しい財産を守ることに繋がると信じております。
第一印刷では、その復興を願う思いが込められた作品を一人でも多くの方に知っていただき、福島の魅力を広めるために活用させていただきたいと考えております。
今後も募集した作品を福島の魅力を広めるために活用させていただきます。
今回入賞した作品は東邦銀行東福島支店ロビーに10月下旬まで展示しています。
来年2月には東京南青山にある秋山庄太郎写真芸術館に於きまして、第5回と6回の入賞作品展も予定されています。詳細が決まり次第、また告知します。
また、花見山フォトコンテストの作品展示を希望される方は第一印刷までご連絡ください。
福島には美しい風景がたくさんあります。それを全国に伝えたいと言う思いでフォトコンテストを行ってきて今年で6回目になります。 一人でも多くの方々に入賞作品をみてもらえるよう表彰式をこの場で行うことを決めました。
秋山庄太郎写真芸術館 上野 正人 館長 |
福島県写真連盟 鴫原 明寿 会長 |
審査会の様子はこちら>>
花見山公園 園主 阿部 一郎さんよりビデオメッセージ |
花見山フォトコンテストによせて 花見山公園 園主 阿部一郎さんより 「写真と花」についてビデオメッセージを 頂戴しました。 |
作 品 講 評 |
福島の美しい花見山を多くの方々にPRしていく写真。「これが花見山だよ」という思いが遺憾なく表現されているというのが審査員の共通した意見でした。遠くの景色と近くの景色をフラットに写す。パンフォーカス的でありながら、奥行感と立体感を感じる。屏風絵を想起させるような色彩・構図というのに配慮して、丁寧に撮ったところが評価されました。
今まで暁詣りの作品を沢山見てきましたが、大胆に切り取ったハイアングルから、担ぎ手の表情を見事に捉えています。
昔は女性の参加が認められなかったが、現代の暁参りは紅一点。女性の表情からひときわ元気がもらえる作品です。
作品中の紅葉の樹は、何年か前に雪折れがあったとか。とても命の強さが感じられる作品です。
いつも花見山を彩っている主役はピンクや黄色ですが、光を上手く取り入れて赤の強さをバックの色で弱くしたことで全体がソフトになっているところが評価されました。
「桃源のカップル」鈴木 彦三
今年の審査の特徴として「絆」があります。この作品はとても暖かい雰囲気で、「絆」を想起させ、シャッターチャンスも含めて写真というものがまさに一期一会を感じさせる作品となっています。
「咲き誇る」中村 繁
花見山の春はまさに色とりどり。一つ間違えるととらえどころがなく、絵の具箱をひっくり返したようになってしまいがちですが、この作品は山の稜線・樹木の植生を上手にとらえています。ステージを照らすスポットライトのように美しく、光の照射するところをうまくとらえています。
「春樹の輝き」高橋 忠
手前のレンギョウから奥に行くに従って、霞がかかっているところなど、
すばらしいグラデーションの背景処理です。
余韻をのこすような形でとらえています。
柔らかくまた、その一方で引き締まった印象が感じられる、すばらしい作品です。
「卒業式の日」近野 明裕
モノクロでシンプルにまとめてあり、全く無駄のない作品です。中学校の卒業式から帰ってきた様子を写した作品で、扉を開いて高校への新しい出発を感じさせ、親子の絆を感じさせるすばらしい作品です。
「飾り旗行列」遠藤 文夫
田園風景の中を旗行列が通る光景。実り秋の稲穂をおさえて旗行列の輝きを全面に出したことで、旗行列そのものが豊作の喜びを表現しています。
「秋陽」鈴木 彦三
光のとらえ方が実に見事で、いつも感心させられます。実りの秋、鳥よけネットに反射した光で背景のススキとともにその造形美を一つのアートとしてとらえているのが評価されました。
「しのぶの里の夜明け」藤田 健三
信夫の里の夜明けそのもの。中心の信夫山の高いところから霧が立ち上り、あえて上部の光を押さえて主役をしっかりと引き立たせた上手な作品です。
「古里」中村 ミツ子
実に目の付け所がすばらしいです。
土壁の納屋でしょうか。この場所にはしだれ桜の大木があるのですが、
あえて画面を切り取ったことで、逆にスケールの大きさを鑑賞する側に訴える作品です。
「のどかな春」古関 キヨ子
春霞の中に二つの雲の筋を上手く取り入れている。
春ならではの表現がすばらしいです。
「爛漫」渡邉 幸子
花見山は沢山のいろどりで、目を奪われがちですが、あえて桜のピンクとコブシの白に絞ってシンプルにまとめたところが高く評価されました。
「陽春」塩谷 裕子
阿部一郎さんの山の手前にレンギョウを大胆に取り入れたところがすてきなところです。
レンギョウという脇役で主役をひき立たせています。
「春爛漫」中村 ミツ子
朝の青空と、朝の光がどんどん高いところから降りてくる、ハイライトからシャドーのグラデーションがうまくマッチしたすばらしい作品です。
※講評は表彰式の出席者のみとさせていただきました。その他の入賞作品はこちら→
入賞された方々おめでとうございました。福島の復興を願う皆様の生き生きとした写真が、福島の美しい財産を守ることに繋がると信じております。
第一印刷では、その復興を願う思いが込められた作品を一人でも多くの方に知っていただき、福島の魅力を広めるために活用させていただきたいと考えております。
今後も募集した作品を福島の魅力を広めるために活用させていただきます。
今回入賞した作品は東邦銀行東福島支店ロビーに10月下旬まで展示しています。
来年2月には東京南青山にある秋山庄太郎写真芸術館に於きまして、第5回と6回の入賞作品展も予定されています。詳細が決まり次第、また告知します。
また、花見山フォトコンテストの作品展示を希望される方は第一印刷までご連絡ください。